突然死を避けるには血管強化が急務！
突然死の原因の多くは心臓系および脳の疾患によるもので、これらの病気は血管の健康に大きく関連しています。
すやすや寝ていたのに朝になっても起きてこない、スポーツを楽しんでいて、突然倒れる……。
以前元気だった人々が突然「まさか」の出来事に見舞われ、症状が出てから24時間以内に命を失う突然死の事例は、今や他人事ではなくなりつつあります。
突然の死の主要な原因は、心臓系の疾患である心筋梗塞などです。第二位には脳の疾患であるくも膜下出血などがあります。
このような致死的な血管関連の疾患には、「梗塞」（血管が詰まる状態）と「出血」（血管が破れる状態）の2つのタイプがありますが、どちらも共通して血管が硬化し、適切に血液を供給できなくなることがその原因です。
多くの人が、健康な生活を維持するために「血管の強化」の重要性を何となく理解していると思います。
しかし、血管には神経がないため、不調や変調に気づきにくいのが現実です。そのため、体の他の部分と同様に血管も放置しておくと老化し、その働きが低下することを認識しておくことが大切です。
血管が硬化する原因は、加齢だけでなく、運動不足、ストレス、食べ過ぎなど様々な要因が影響します。これらの要因によって血管に炎症が引き起こり、悪玉コレステロール（LDL）などが蓄積し、血液の流れが滞ります。
この状態で血管に高い圧力をかけ続けると、血管が耐えきれずに破裂し、心筋梗塞や脳卒中などの疾患が発生する可能性が高まります。高血圧は、これらの問題を助長する主な要因となります。
同様に、高血糖や動脈硬化の症状を持つ人も特に注意が必要です。高血圧は血管に圧力をかけ過ぎて血管をもろくし、ある日、脳や心臓、体のどこかの血管が破裂して、重篤な病を引き起こすことになります。
血管を固く、縮ませる生活習慣をなくすことこそ、心臓を元気に保ち、突然死や寝たきりにならず健康で長生きできる可能性を上げてくれるわけですね。
大切なのは血管を若返らせることです。そして、お金もかからず最も手軽に続けられるのがストレッチです。
この高血圧下げる福辻式DVDのストレッチは寝ころんで行えるものなど、どれも簡単で続けやすいものばかりです。おすすめなのは、寝る前に布団の上で行うこと。
筋肉がゆるまることで、体がリラックスし、睡眠の質も高まるでしょう。寝ころんで行えるストレッチなどのエクササイズなら、運動嫌いのずぼらさんでもできますね。
もし、自分でできる健康法に興味がある。薬に頼らずに健康を維持・改善したいと考えているなら、簡単にできることを一つでも続けていき、若々しい血管を取り戻しましょう。