コロナ太りによる高血圧に注意
新型コロナウィルスに流行により、私たちの日常生活は変わらざるを余儀なくされている今日この頃。
そうしたこともあり、ステイホームで体重増加、いわゆるコロナ太りに悩む人が増えています。
肥満は、高血圧をはじめ、様々な生活習慣病のひきがねになるので、気をつけなければなりません。
特に体重増加による内臓脂肪型肥満には要注意です。
お腹の臓器を覆う腸間膜に脂肪がたまることで、高血圧や糖尿病、脂質異常症をはじめ、認知症やガンにも関係することが指摘されているからです。
そんなコロナ太りの原因として考えれるのは次の2つが挙げられます。
それぞれ詳しく書いていきますね。
@運動不足
自粛などもあり、これまで普通に行っていた通勤や買い物、旅行など外出を控えるようになり、家で過ごす時間が増えてきました。
特に会社員などの方は、在宅勤務になり週5日の歩いた通勤がなくなり、歩かなくなってしまったということが目立ちます。
通勤しなくなるだけでも運動不足になり、体重が増えることにつながります。
また、主婦や高齢者などの方で、もともと出歩くことが少なかった人も、感染が心配で外出を控えるようになるなど、ますます歩くことをしなくなった人も多くみられます。
ウォーキングは脂肪を減らすので有効な有酸素運動ということは知られていますが、歩く歩数は最低でも5000歩、可能であれば7000〜8000歩が望ましいとされています。
1000歩でおよそ10分間のウォーキングに相当するので、通勤で30分歩いている人なら、1日の歩数が3000歩減ってしまいます。
また、生活習慣の改善について指導を受けていた人のなかには、エレベーターを使わないで、なるべく歩くという努力をしている人っもいると思います。
こうした良い習慣が、コロナによるステイホームによってなくなると、積極的に生活習慣の改善に取り組むむとが難しくなり、その結果、体重が増加してしまいます。
Aストレス
新型コロナウィルスの感染拡大での雇用問題、いつまでこうした状況が続くのかという不安が高まり、ストレスがとてもたまりやすい状態になっています。
ストレスとつい食べ過ぎてしまうという食行動に関係があることがわかっています。
それでなくても、テレワークなどの在宅勤務などで家にいる時間が増え、目につきやすい場所に食べ物があるために、つい食べ過ぎてしまうということがあります。
高血圧などの引き金になるコロナ太りにならないためには、適度な運動をし、ストレスを溜めない意識をもち、間食を控え食べ過ぎないこと。
あたり前のことだけど、自分では難しいものですよね。
コロナ渦の中では適度な運動といっても無理なく継続するのは大変なので、高血圧を予防、改善するにはストレッチが効果的なんだ。そう気づかされます。
ちなみに、今のところ高血圧の方が、コロナに感染しやすい、重症化しやすいという報告はありません。
ただし、高血圧が原因で重い心臓病や腎臓病がある人は重症化しやすいことがわかっているので、感染予防に注意しましょう。
良く言われるマスク、手洗い(消毒)、三密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるなどの対策を心がけることが肝要です。