ストレッチと血管年齢
ストレッチで血管年齢を若返らせることが出来ることをご存じですか?
高血圧に悩んでいる人は多いですが、その人達に共通しているのは全身の筋肉がガチガチに硬くなっていることです。
そして、特に高血圧で問題なのが血管が収縮した状態が続くことで、血液の圧力で血管壁が傷つき、徐々に硬く厚くなって血管が破れやすくなってしまう動脈硬化ですね。
この血管の老化ともいう言うべき動脈硬化は、酸素と結びついてサビつく酸化することによって起こると言われ、それとともにタンパク質と糖が見境なく結びついてしまう糖化現象が大きな原因と言われています。
そして、体内に糖化が起こると、コラーゲンやエスラチンなどの柔軟繊維がもろくなってきます。すると筋肉や血管、骨、皮膚、靭帯なども硬くなったりと悪影響が出てくるようになります。
このコラーゲンは、組織や細胞を結びつけて各器官を形成させるなど体に必要不可欠なもので、全身の体のタンパク質の約3分の1を占めていると言われています。
一方のエスラチンはコラーゲン同士を結ぶ働きをしており、体の組織ごとに含有量は違いますが、動脈では約50%占めていると言われています。
こようにコラーゲンやエスラチンは、血管を柔軟にし若々しく保つうえで重要な成分ということです。
ですが、これらは年齢と共に糖化が進行して筋肉や靭帯などで起これば、体が硬くなり関節の動きも悪くなってきます。
また、血管で起これば血管が硬くなりしなやかさが失われて動脈硬化を招いてしまうようになるのです。
ですが、このコラーゲンやエスラチンは古いものと新しいものが入れ替わる新陳代謝が行われて新しく生まれ変わっていて、それを担っているのが繊維芽細胞です。
しかし、体を動かさずにいると繊維芽細胞が活動せずにコラーゲンやエスラチン糖化したままで血管が硬い状態のままです。
そして、この繊維芽細胞を活発に働くようにさせるには、筋肉や関節を伸ばすことが良く、ストレッチを行うと繊維芽細胞が活性化され新陳代謝が良くなり、新しいコラーゲンやエスラチンが作られやすくなり、血管が若々しく保てるようになります。
年齢とともに筋肉や関節が硬くなってくると、血管まで硬化してきて高血圧を招きますので、ストレッチを毎日の習慣にして続けることで、体も柔らかくなり血管年齢も若返り、高血圧を下げるなどの改善や合併症の予防にも役立ちます。
1日5分からのストレッチで血圧を下げる画期的な治療法!