湿布で血圧を下げる
湿布を足の裏に貼ることで高血圧を下げることが出来ることをご存じですか?
では、何故、足の裏に湿布を貼ると血圧を下げたり健康にも良いのかと言うと、足の裏の血管には数えきれないほどのの自律神経があり、湿布を貼ることで自律神経が刺激され、それが脊髄から脳に伝わって、刺激したところに対応する身体に伝わるからです。
そして、足の裏には領域がツボより狭い反射区(ゾーン)があり、これはツボと同じような効果が表れ、それぞれに直結する足の裏の部分に湿布を貼ることで、その部分に対応した機能も活性化したり、改善することが出来るのです。
このように、絶えずその部分に刺激を与えることで、それに対応する体の他の機能が回復することを「反射」と言います。
また、現代人は長時間に渡って靴などを履いていることがら、足の指も上下に動かしたりすることも少なく、足の裏の腱(足底腱膜)も弱くなっており湿布の刺激でも効果が十分に得られるのです。
使用する湿布は、市販で販売されているドラッグストアーなどで売られているもので十分です。
どちらかと言えば、薄めの湿布が厚手のものより剥がれにくいのでおススメです。
また、温湿布でも冷湿布でも構いませんが、冷え性の人や寒い冬場などは温湿布が良いでしょう。
そして、高血圧には、本能性高血圧と二次性高血圧(症候性高血圧)がありますね。
二次性高血圧は、病気などが原因となって血圧が高くなるもので、原因がはっきりしているのに対し、本能性高血圧は、原因がはっきり分からないもので、日本人の高血圧症の9割がこの本能性高血圧と言われています。
そして、湿布で高血圧を改善できるのは本能性高血圧です。
高血圧に効果がある足のゾーンは、親指の腹と親指の付け根に湿布を貼ると、頸部や頭部の血行がよくなり高血圧の改善や予防にも良いと言われています。
また、左足の付け根から指3本分のところにある心臓に効果があるゾーンに湿布を貼ると、交感神経の緊張をやわらげたり血液の循環も良くするなど、血圧を安定させる効果もあります。
そして、湿布を貼ったら30秒から1分程度左足首を回すなど軽いストレッチをするようにすると良いでしょう。
なお、湿布を小さめに切って、足の裏を清潔にしてその部分に1日中貼っておくと効果的ですが、かぶれやすい人は時間を短くしたり、出来ない人は夜の就寝中だけでも構いません。
ただ、妊娠されている方や内科、外科系疾患のある人などは医師の指示などを仰ぎ補助的に行うようにしましょう。